気ままな写真展
〜 鈴鹿編 〜

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佐藤 琢磨


10月12日に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPの予選に行って来ました。仕事の関係で予選だけしか見れなかったのですが(決勝は見れなかったけど‥)予選だけでも見れて良かったなぁーと思う今日この頃ですが‥本当は残念!無念!‥撮影場所はシケインです。

この黄色のF1はジョーダンEJ12。もちろん操縦してるのは佐藤琢磨 選手です。
昨年イギリスF3選手権でチャンピオンを取り、今年からF1にステップアップ、F1ファンの期待の星です。とにかく琢磨選手に対する観客の応援は凄かった、琢磨選手が目の前を通過するたびに、みんな旗を持ってる人は振りまくり‥旗を持って無い人は‥イエーイ!とか言って応援!(この、イエーイ話は少し脚色してますが(苦笑)
でも、それくらいの感じでと言うのは事実)なので、観客席は琢磨選手応援で一致団結状態。

今年は琢磨選手のF1レギュラー参戦、トヨタのフル参戦と話題も多く、沢山のF1ファンの人が鈴鹿に集まった。 予選で12万人近く、決勝で15万5千人! みんなも覚えてると思うけど、アイルトン・セナとアラン・プロストが火花を散らして戦った時代に匹敵するほどの観客。一日のイベント観客数としては今年最高でしょう。
サーキットは盛り上がった!

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速い車は美しい


ミハエル・シューマッハです。
そして、Ferrari F2002はF1史上でも絶対に歴史に残る名車のひとつです。写真はシケインの一つ目のコーナーの所です。

とにかく、ここ何年かのフェラーリ/ミハエルは、勝って当然と思われてしまう程凄いです。
それは本当に凄い事なのです!ドライバー/マシン/チームすべてが最高レベルです。
連戦連勝を続けるのには‥絶対勝つと言う為には何が必要で、その為には何をしなければいけないのかと言う分析、相当の努力をしなければ、幾ら予算が有っても勝てない。もちろんお金は絶対に必要ですが‥そのお金をどんだけ用意できるかもレースの内、チーム力の重要なポイントです。

昔から「速い車は美しい」と言う言葉がありますが‥今年のF2002は本当に美しいです。

2枚目の写真はシケインの2コーナー目を立ち上がって全力加速してる所です。 シケインは意外とコースに近い所に観客席が有るのですが、サーキットの安全上フェンスが有って車を撮るとフェンスも当然一緒に写ります。 今回デジカメしか持って行かなかったので、35ミリフィルム換算で140ミリ位のレンズで撮ってるので、車がこの位の大きさにしか撮影出来ませんでした。
サーキットである程度車をちゃんとした大きさで撮るとなると300ミリクラスの望遠レンズが必要です。なので、今回の鈴鹿はスナップ写真程度です。

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ホンダ・ミュージック


BAR HONDAのジャック・ビルヌーブです。
期待のホンダエンジン勢4台の内、ジャックと琢磨のエンジンがいい音してました。特に琢磨のエキゾーストノートが一番良かったです。
F1のエンジンは3000CCでV型10気筒、18000回転前後で約800馬力前後と言われています、ターボも無しに凄い馬力です。 そう言えば1500CC時代(ターボチャージャー付き)のホンダエンジンは予選仕様で1200馬力位有ったとか!。とにかくF1のエキゾーストノートは最高です!
各エンジンメーカーによっても当然音が違いますのでエンジン音を聞くだけで、どのF1エンジンかが判ります。今年のホンダサウンドはいい音してて一番好きです。 ホンダがF1に始めて参戦した頃に、そのカン高い音を「ホンダミュージック」と呼ぶようになりました。

純粋なレーシングエンジンの音と言うのは、レース好きなら理解出来ると思うけど「ミュージック」とよんでしまえる程素晴らしい音です。レーシングカーの魅力の一つにこのエンジン音、エキゾーストノートが有りますが、特にF1のサウンドはまた格別に、とってもいい音です。

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シケイン全景


これがシケインコーナー全景。
随分ゆっくり?走って見えますが90キロ位は楽に出てます。
2枚目はシケインを抜けた最終コーナーそしてストレート。
御覧のように、予選でも観客がいっぱい。日本のF1ファンは世界的に見ても熱心です。でもF1以外の国内レースでは、普通の場合予選日はけっこうガラガラです。「レースファン」にとってもF1は特別なんです。

2枚目写真。ちょっと判りずらいかも知れませんが、この写真の真ん中当たりにピットインする為のコースが有るのですが‥
真ん中の白いガードレールのすぐ右側の、幅の狭い道がピットロードです。

レース時以外はピットインする場合、ほんのちょっと速度を落とし目で、このピットロードに進入するのですが、トップ3(フェラーリ、ウィリアムズ、マクラレーン)のドライバー達はフリー走行の時から、本コースを走るのと同じ加速でこのピットロードにぶっ飛んで行き‥ピット手前の減速ライン(ピット付近は安全の為速度制限有)でフルブレーキングしてピットに向かうのです、これはレース時に少しでもピットインによるタイムロスを減らす為にするのですがトップ3以外で、それをやってたのは、やっぱり琢磨でした。ガードレールギリギリで進入して行くのを見てると‥ぶつからないか心配になります(ホントに余計な心配‥苦笑)

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予選7位、決勝5位


この観客が盛り上がってる琢磨の写真は、予選アタックを終えてピットに向かう所です。もう一枚の方はシケインを抜けて、観客に手を振る琢磨。とにかくこの予選7位は素晴らしいもので観客も大喜び!琢磨より上位は3強だけだった事を考えると余計凄い事です。ホームグランプリと言う、他のサーキットよりほんの少し有利な条件は有ったとしても、よくぞ予選も決勝も旨くレースを「まとめて」走りきった。

今までの日本人レーサーでは、1987年の中嶋悟が予選11位から決勝6位、ロータス・ホンダ。チームメイトはアイルトン・セナ。88年は予選6位それもチームメイトのネルソン・ピケと同タイム。決勝は7位。
この87/88年は僕も鈴鹿で観戦。現実に「走ってるF1」を見た時、鳥肌がたったのを良く覚えてる。
なんせ、長年の【夢】が、かなった瞬間だったからね!
(鈴鹿にF1が来る前に富士スピードウェイで1976、77年と開催された事が有るけど‥僕は見れなかったので)

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クラッシュ


この白い煙は、予選中にトヨタのアラン・マクニッシュが左高速コーナーの130Rで姿勢を乱しスピン状態になり、この写真の真ん中の小山の煙が出てる辺りのガードレールにクラッシュした直後。マクニッシュの事故に気づいた時には、ガードレールにぶつかって空中を一回転して落ちる瞬間だった。
その直後に撮影したもの。
とにかくこの事故を見た瞬間非常にヤバイと思った。130Rは290キロ前後で抜けてくるので、ここで事故すると大変な事になる、近代F1がかなり安全になってきてるとはいえ速度が速度ですから‥でも有る意味奇跡的にマクニッシュは無事でした、本当に良かった!

もう一枚は大観覧車。鈴鹿サーキットは世界でも珍しい遊園地付き?のサーキットとして有名です。毎年鈴鹿サーキットではコースの安全対策に力を入れていて、どんどん改修してサーキットも良くなっています。
それと観客の観戦が快適に過ごせるように、やはり毎年改善しています。これは凄い努力だと思います。 是非、あなたも‥鈴鹿サーキットに!

日本全国毛ガニ施設?応援団鈴鹿担当、広報、野次馬担当野沢“KEGANI”秀行

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フェラーリ


今年のF1は予想されてた以上の強さを発揮したフェラーリ。
観客席にも当然ながらフェラーリの応援旗が多かった。
スタンドのあっちこっちにも、「ひいきのチーム」の旗が風に揺れていました。そして観客の多くはやはり「ひいきのチーム」の帽子をかぶっています。なので帽子を見ればどのチームのどのドライバーを応援してるのかすぐ判ります(笑)

何故こんなに人が集まり、熱狂的な応援するのでしょうか?
ある側面から見た場合ですが‥それは、純粋に速く走る為だけに造られたF1マシンの素晴らしさ、最高のドライバー、最高のレーシングチームとすべてが超一流の集団の戦いだからでしょう。

TVでF1を見た事がある人も多いと思いますが、機会があったら絶対に「生」F1を見て欲しいものです。目の前で生で聞くエキゾーストノイズ、疾走する想像を越えた速さのF1マシン、次元を越えた世界です。
それと、F1だけでなく日本で開催されているフォーミュラニッポン、GT選手権も「生」で見て欲しいものです。とにかく、うまく説明できませんが‥生の自動車レースは、まったく迫力が違います。何故、僕がこんだけ車のレースに「はまってる」か少しは理解してもらえると思います。  無理矢理の例えで言えば‥SASのライブを14インチ位のTVで見てるのと武道館とかドームの観客席で見るのとは明らかに違いますよね?(当たり前ですが‥(苦笑))それ位の違いが有るのです。
是非あなたも生自動車レースを見に行きませんか?

 全日本毛ガニ生車レース観戦 振興会、会長。
     野沢“KEGANI”秀行

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Photo by Hideyuki Nozawa
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