一寸一言
これらの写真は、極々私的な、心象風景です。
ある時期、生業としての写真家の部分を排除し、素の自分の気持ちだけで撮りたくて、
ハッセル1台にモノクロームフィルムを詰めて、 旅先で出会った光景を、
てらいを持たず、素直な気持ちで見つめて、シャッターを切っています。
あえて、レンズもPlanarの80mm1本だけです。
そうすることで、出会ったものにまっすぐに気持ちを向けられたようにおもいます。
今回公開するに際し、改めてプリントを見ていると、もう、15年ほども前の写真たちですが、
撮影時の強い日差しや、風の音、海の匂いなどがまざまざと思い出されます。
そこから喚起される更なる新たなイメージに、あらためてモノクローム写真の強さを認識した次第です。
アナログプリントの階調がモニターでどの程度再現されているのか、多少不安ではありますが、
みなさんも、気持ちをできるかぎりニュートラルにしてご覧ください。
どのように感じてくださるか、とても楽しみです。
是非、ご感想をください。
エイジ e_worx02@ybb.ne.jp
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